筆が変われば書も変わる。あなたにあった書道用品がみつかります。

千春文庫
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豆知識

筆の豆知識

  筆の毛質による分類

剛毛筆 鹿・山馬などもともと固い毛を用いた筆。最近では原料不足により貴重品となりつつあります。
兼毛筆 剛毛と柔毛の混合筆。現在では剛毛と柔毛の中間を指して言う場合や二種類以上の材料を混合させたものを言う場合もあります。
柔毛筆 羊毛・兎・猫などもともと柔らかい毛を用いた筆です。(羊毛を指して言うことが多い。)

  筆の毛の長さによる分類

超長鋒 直径の6倍以上
長鋒 直径の5~6倍
中鋒 直径の3~4倍
短鋒 直径の2~3倍
短々鋒 直径の0.8~2倍

  筆を長持ちさせるためには

よくご利用になられる筆は、同種類の筆を2~3本使い回しされる事をお勧めいたします。
ご使用後の筆が乾ききらない間に再々ご使用になられますと、筆の中が常に湿った状態となる事から腐敗を起こし抜け毛や切れ毛の原因となり筆の寿命を縮める事になります。

  毛の原料と特徴

羊毛 総体的に柔らかく、墨含み・耐久性に優れています。
猫毛 柔らかく粘りがあり、墨含みも優れています。
主として仮名・実用書として使用され「玉毛」と呼ばれています。
コリンスキー シベリア地方に生息するイタチ。
繊細かつ弾力に優れた非常に高価な原毛です。
鼬毛 元々毛が短い為、主として小筆・中筆用。まとまり・弾力・切れ味共に良好です。
馬毛 強靭で耐久性に優れており、多くは大筆に使用されます。
ほぼ全身の毛が使用されますが、尾の毛は尾脇毛と振毛に分けられ、尾脇毛は赤天尾・白天尾・黒天尾があります。
兎毛 古くより原毛として親しまれ「紫毫」と呼ばれています。
弾力性には優れるものの墨含みが悪いのが難点です。
狸毛 毛先がまとまりやすく、弾力性に優れています。
白狸と黒狸があり、白狸が上質とされています。主として仮名筆に使用されています。
鹿毛 墨含みが良く、弾力性に富みますが消耗が早いのが難点。
鹿毛の筆に墨液を使用しますとさらに消耗が早まりますので墨液は適しません。

  筆のおろし方

太筆 固め筆をおろす時は、ご使用される部分までをぬるま湯につけて穂先から指で丁寧にほぐし、のりを十分に取り除いてからご使用ください。
細筆 細筆は元々全てが固め筆です。約1/3程度を指で丁寧にほぐしてからご使用ください。
 

  毛筆の洗い方

太筆

1.適当な器にぬるま湯を入れ、穂全体を軽くもみほぐす。
2.穂と軸の接着部分を特に重点的にもみ洗いをし、軸の中に差し込まれている穂の墨も除去できるようにする。
※軸の中の穂についた墨が腐る為に、切れ毛や腐食の原因になります。
3.洗い終えた筆は軽く水分を取り、穂先を整えて穂先を下向きにし、陰干しで自然乾燥させて下さい。
4.筆を確実に乾燥させる為には、同じ筆を2~3本順に使用される事をお薦めします。
5.筆が十分に乾いてから筆巻きに巻いて下さい。

細筆

1.ご使用後の細筆は洗わずに不要な紙、又は濡れタオル等で穂先を整えるように墨を拭き取って下さい。
2.墨を拭き取った筆は、十分に乾いてから筆巻きに巻いて下さい。
3.再度使用される時は、指先で穂先をほぐしてからご使用下さい。
* ご使用後の筆にはキャップをしないでください。     * 筆はできるだけ根気強くやさしく洗ってください。
* 筆を洗う際、洗剤などは使用しないでください。     * 洗い終えた筆は十分に乾燥させてからご使用ください。

墨の豆知識

「墨色は七色に輝く」と言われる程、黒色にも多様な種類があります。
「墨は磨ってみないと解らない」とも言われており、奥深い文房四寶の中でも熟練が必要な道具です。

  墨の種類

墨は、煤煙・膠・香料等を混ぜて作られています。

  墨の大きさを表す単位

墨の大きさを表す単位は、「丁(チョウ)」で重量を表します。1丁は約15gとなります。

  ● 油煙墨

植物性の油(胡麻油・采種油・椿油・桐油など)を燃やして採れた煤煙で作られた墨。
高級品が多く、作品用として最適です。

  ● 松煙墨

いきまつ(松脂を燃やして採れた煤煙。粒子が細やか。)と、おちまつ(松枝などを燃やして採れた煤煙。不純物が多い為、粒子が粗い。)があり、現在では原料不足により貴重品になりつつあります。
10年以上経った松煙墨を淡墨で使用すると、青味を帯びてくる為、俗に青墨と呼ばれることもあります。

  ● 洋煙墨

鉱物油(軽油・重油・ピッチ油など)を燃やして採れた煤煙で作られた墨。
現在の普及品は大半が洋煙墨となっています。

  ● 朱墨

高級な朱墨は水銀を加工して朱色を出しており、年月の経過にも色が劣化しません。
それに対し、安価な朱墨には水銀の代わりに顔料を使用する為、年月の経過により色が劣化します。
良い朱墨をお求めの際には水銀が入っているか否か確かめるべく、重い物をお選びください。

  墨の磨り方

「墨は病人か幼娘に磨らせるのが良い。」や「墨は墨の重さで磨る。」と古くから言われるように、決して力を入れずに墨と硯の接触感を楽しみながら磨ることが大切です。
また、良い墨色を得る為には、一度超濃墨の状態まで墨を磨り、そこ にお好みの濃度になるまで徐々に水(新しい汲みたての水が適切です。)をよく墨液になじませながら足して調節ください。

  墨の手入れと保存方法

墨は最も湿気を嫌いますので磨り終えた墨は、磨り口の水分を丁寧に拭き取り(ヒビ割れを防ぎます。)
湿度が低く急激な温度変化のない場所へ和紙に包んで、桐箱に収めて保存ください。

硯の豆知識

硯は良い墨色を得る上で重要な役割を果たす大切な道具です。
「硯は一生もの」と言われ、出来るだけ良質の物をご予算に応じてお選びください。

  硯の大きさを表す単位

硯の大きさを表す単位は、「吋(インチ)」です。
1吋は約2.5cmとなります。

  硯の選び方

大きさ 実用書・仮名には・・・・・3吋~5吋が一般的です。
漢字半紙用には・・・・・・6吋~7吋が一般的です。
漢字条幅用には・・・・・・8吋~10吋が一般的です。
容姿 硯の色・形・彫刻は様々な種類があります。
高級な硯は2つと存在しませんのでお好みに合った物をお選びください。
鋒鋩(ほうぼう) 墨を磨る上で大切なやすりの役目を果たします。良し悪しを見分けるには経験が必要ですが、鋒鋩の良く立った物をお選びください。
重量感 同じ硯でどちらかを迷われた際には、重量感のある方をお選びください。

  硯の手入れの方法

硯は常に清潔を保つことが良い墨色を得る上の第一条件です。
ご使用後は必ず柔らかい素材の物を用い、丁寧に墨を洗い落してください。(歯ブラシ等の硬い素材で洗われますと鋒鋩を摩滅させますので避けてください。)
硯に墨がついたまま次回にご使用されますと、墨色が悪くなるばかりか鋒鋩が詰まり、墨がおりにくくなります。

紙の豆知識

「紙を寝かす」という言葉がありますが、一般的には紙は漉きたてのものより数年たったものが良いとされています。
紙は湿気を吸い、吐き出し、それを繰り返すことによって、糊気や水分を飛ばしていきます。
その糊気や水分を飛ばし乾燥した状態の紙を「枯れた紙」といい、筆あたりが良く墨色の発色は勿論のこと、ニジミやかすれを美しく表現することができます。
※寝かせることによって、多少黄ばみやシミ(星〈ホシ〉)が出る事もありますが、逆に重宝がられる事もありご心配には及びません。
しかし、十分寝かせていても保存方法を間違えると、「紙が風邪をひく」という現象が起こり、漉きたての紙よりも質を低下させる事もありますので、紙の保存には十分な注意が必要です。

  紙を寝かせるとは?

手漉きの紙は、最も湿気を嫌います。
しかし手漉きの紙は、湿気を吸い、吐き出し、それを繰り返すことによって、糊気や水分を飛ばしていきます。
このようにして時間が経過した紙は、
     1.紙の繊維が締まる     2.墨は浸透するが滲みが少なくなる     3.墨色が美しくなる
     4.渇筆が美しくなる     5.相対的に書きやすくなる              というような特質が生まれます。
この状態を「紙を寝かす」といい、年月が経つほど紙が熟成した変化を楽しむことができます。

  正しい保存方法

1.保存場所には直射日光のあたらない風通しの良い場所をお選び下さい。
2.箪笥の上や桐ダンスの中、押入れなどを保管場所にされることが多いようですが、紙が呼吸をすることができるよう、新聞紙や和紙などで包むようにしてビニール素材などでの密封は避けてください。
3.防虫香などを添えておけば、虫食いも予防する事ができますのでお勧めです。

画仙紙の豆知識

    一般的な種類やサイズについての豆知識です。 ※目安単位:1尺=約30.3cm

画仙紙サイズ
規格寸法

右記サイズは目安です。紙の種類によって多少相違があります。

    六尺画仙・・・・・約96.0cm×180cm
    五尺画仙・・・・・約84.0cm×150cm
    四尺画仙(全紙)・・・・・約69.0cm×136cm
    半切(条幅)・・・・・約34.5cm×136cm
    聯落(全紙縦3/4)・・・・・約53.0cm×136cm
    八つ切(全紙1/8、半切タテ1/4)・・・・・約17.5cm×68cm
    聯(全紙縦1/4)・・・・・約17.5cm×136cm

代表的な画仙紙の寸法

画仙紙には様々なサイズがあり、代表的なサイズとして下記の三種類があります。
中でも「小画仙」を『全紙』と呼び、このサイズが書道用紙の基準となっています。
大画仙(六尺画仙)・中画仙(五尺画仙)・小画仙(四尺画仙)=全紙

良く使われる画仙紙の呼称

●全紙(ゼンシ)・・・『小画仙紙』の通称。実際のサイズは69×136cm。
●半切(ハンセツ)・・・別名『条幅(ジョウフク)』。全紙縦1/2。実際のサイズは34.5×136cm。

混合されやすい画仙紙の寸法

【聯落(レンオチ)】
全紙(69×136cm)の幅を3/4に裁断したもの。実際のサイズは、53×136cm。
公募展などでは、尺八屏(53×228cm)の紙を呼ぶ事もありますのでご注意下さい。
【尺八屏(シャクハッペイ)】
中国規格の寸法で、本画仙などの規格表示に使用されています。寸法は、53×234cm。
【2 × 8(ニハチ)】 2×8尺(61×242cm)
通常、公募展などで使用される額の寸法を指します。このサイズの額にマット布を見せる状態で綺麗に収めるためには、作品本紙サイズを53×228cm(1.75×7.5尺)でお買い求め頂かなければなりません。この紙は通称「2×8(ニハチ)」と呼ばれ注意が必要です。
従いまして、お買い求めの際に「2×8尺の紙」と指定されるだけでなく今一度サイズをご確認の上、ご購入されます事をお薦めいたします。

※「2×8尺(ニハチ)」に限らず、ご自身でどの大きさの額に作品を入れる予定をされているのか?マット部分をどの位見せられるか?等をお考えになられた上でご購入されます様、お気を付け下さいませ。

本画仙の豆知識

*『棉料単宣』などの『棉料』という表示は省略されることも少なくありません。

『画仙』とは技量の優れた絵描きのことで、その絵描きが好んで使用する大判の紙を『画仙紙』と呼ぶようになったと言われています。
また、書画などに使われる紙は中国で開発と発展を遂げ、周辺各地で中国画仙紙を手本として独特の味わいへと改良されてきました。
優れた中国画仙紙は、主に安徽省逕県・宣城を中心として漉かれたもので、『本画仙』と呼び他の地域で生産される画仙紙と一線を画しています。

本画仙は、原料の配合率、漉き方などによって下記のように分けられていますのでご確認下さい。
〔1〕単宣
        【棉料単宣】    最も使用されている種類でこの紙を基準として厚さなどを比較します。
        【浄皮単宣】    主原料である青檀皮と稲藁の配合率が棉料単宣とは異なり、青檀皮の割合も多くて紙に強度を持たせています。ニジミが若干少なくなり、水墨画や拓本に利用されることも多いです。
〔2〕重単宣    単宣を少し厚く漉いています。
〔3〕棉料綿宣    単宣を少し薄く漉いており、墨の色が最も美しく出ると言われています。
〔4〕棉料夾宣    紙漉きの際に二度すくいしたもの。単宣を2枚重ねた程度の厚さがあり、力強さが表現しやすい紙質です。
〔5〕棉料二層夾宣    夾宣を乾燥させる際に2枚重ねにし、1枚の紙としたもの。厚さがある為、墨が深く浸透し、横への広がりが少なくなる為、夾宣よりも更に力強さが表現できます。

額の豆知識

    額の形式について

フリー額

フリー額

フリー額は別名ベタ額とも言われ、額の枠内であれば紙の大きさを自由に変える事ができます。
作品を入れ替える時には、同時にマット(布)を取り替える必要があります。(焼け付けの為)

落とし額

落とし額

落とし額は作品寸法が決まっていますので、フリー額に比べ、融通が利きません。
しかし作品の入れ替えはマットを取り替える必要がなく便利です。
フリー額に比べ奥行きが出るように感じます。

浮かし額

浮かし額

浮かし額は、落とし額同様作品寸法が決まっており、融通が利きません。
しかし、作品台を外せばフリー額と同じ使い方が可能になります。
立体感が得られる事が特徴です。

プラカーゴ額

プラカーゴ額

額の枠をなくし、前から見るとアクリル額に見えます。額の大きさに応じてデザインと補強を兼ねたビスでアクリルを止めています。
現代に合った洋室にも掛けることが出来る額として人気を集めています。落とし額も浮かし額も作成できます。

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